げーむぶんかにおけるつくりてとよみてのごかい

はい。とてつもなくやる気がありません。
最近よく目にする―といっても日常に垣間見る程度だけど―クリエイターとユー
ザーの仲違い。具体的な例を挙げるとすれば、旧作FFユーザーとFFの生みの親、坂口氏(通称、ひげのおじちゃん)率いる―二部署あるという話らしいが―FF製作陣。旧作ユーザー曰く「今のFFは単なるキャラゲー(見世物)」しかしクリエイターサイドは作りたかったものがこれなんだと主張。キャラゲーはよかった。いい例だ。
当時のゲーム機の性能ではパソコンにも劣り、作り手が幾ら壮大な構成を手掛けても仕様を完全に運用するまでには至らなかった。尚且つ趣味嗜好に走ってはいけない。勝手気ままに一人で夢想を膨らませるのとは違い、同僚や会社の意見を或いは論破し捻じ伏せねばならない。そういった子供にすれば魔法。大人にすればファンタジー作ってるのにファの字もないシビアな現実の顕現。当時ではアレで限界だった。
しかし次第にゲーム機自体の性能が上がり始め、自分たちのやりたい事を運用出来る機会に恵まれ実現に至る。しかし旧来のゲーム性もしっかり残しているがマスメディア主導によるエンターテイメント方向に推し進める戦略―地味な業界故に後押しするつもりだったかのかも知れない―によってグラフィックが前面に押し出され、ゲーム性を蔑ろにされ、結果今に至る。懐古主義派・古参支持派・新参勘違い派と。
そういった訳で、現代社会に於けるコミュニケーション欠如の現場乙。